shadow#3

Circle Game
■Shadow Dream Song / Tom Rush
先日リリースされたジャクソン・ブラウンのアコースティック集V0l.2にボーナストラックとしてこの曲の広島でのライヴが収められた、という話は結構有名だそうで、少し前の「サンデー・ソングブック」でも山下達郎が話題にしていた。初期のジャクソンの有名曲で、今まで公式な本人のヴァージョンがなかっただけに今さらの登場は少々意外だった。グレッグ・オールマン、スティーヴ・ヌーナンやNGDBもやっていたと記憶するが、一番有名なのはこのトム・ラッシュのElektraからのデビュー作「Tom Rush」('65)からのヴァージョンだろうか。ポール・ハリスのarrによる弦と木管が叙情性を増し、内省的なムードを盛り上げる。このアルバムでラッシュは、ジェームス・テイラージョニ・ミッチェルを取り上げている。特にジョニの"Circle Game"と"Urge For Going"は素晴らしい出来だ。