■■狼よさらば('74米)

狼よさらば [DVD]
監督:マイケル・ウィナー
主演:チャールズ・ブロンソン、ヴィンセント・ガーディニア、ホープ・ラング
パラマウントらしくないなあ、と思ったら製作はディノ・デ・ラウレンティスでした。妻を暴漢に殺されたカタブツの設計師が復讐に燃える話。自警団主義というか、自分の身は自分で守るという考えに目覚めてゆく話はペキンパーの「わらの犬」と同じだが、この描き方では説得力に欠ける、というか欠けてもいい話か!意外にも80'sに入って続編が量産されるが、次作「ロサンゼルス」は音楽にゼッペリン解散後鳴りを潜めていたジミー・ペイジが復帰したことで知られるが、当時「サウンドストリート」で紹介した渋谷陽一は、映画のことやクリス・ファーロウ(vo)についても一切触れなかったぞ。
50'sの20世紀フォックスを代表する清純派のホープ・ラングが、悪漢に殴り殺されるシーンでは、かなりショックを受けたと川本三郎が「女優グラフィティ」で書いていた。
Death Wish、Paramount、1h35