■■■フレンジー('72英米)

監督：アルフレッド・ヒッチコック
主演：ジョン・フィンチ、バリー・フォスター、バーバラ・リー・ハント
晩年のヒッチコック作品では、なぜか1回しか見てなかったもの。相当久しぶりに見直すけど面白かった。そもそもセレクト仲間のバナナフィッシュさんが、70'sのサスペンス映画の10本として挙げてらしたもので、そんなにすごかったっけ？という印象があった。今回見直すと、俯瞰で撮られたタワーブリッジがどんどん近付いてくるオープニングから、思わず引き込まれます。殺される女性たちがヒッチコック好みでない不美人揃い〜というのは昔から言われてたことですが、アンナ・マッシーの親しみやすい風貌は結構好きでしたね。
警部が奥さんのヘンテコな料理で悩まされるというくだりはイギリス的なユーモア。御大が21年ぶりにロンドンで撮影したこの作品は、アーサー・ラ・バーンの同名原作を下敷きにしたものです。

これは直接関係ないけど、よく編集されてます。