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Pack Up the Plantation

Pack Up the Plantation

83■So You Want To Be A Rock & Roll Star / Tom Petty & The Heartbreakers
トム・ペティって絶対好きだと思うのだけど、それほどのめりこんで聞いていないのです。76年にShelterからデビューした頃は、アメリカのニュー・ウェイヴ的なイメージがありましたが、81年の「Hard Promises」あたりから、バーズへの傾倒をあからさまにするようになって、僕とも波長が合うかなあとも思ってました。85年のライヴ「Pack Up The Platation」は、そのバーズの"So You Want To Be A Rock & Roll Star"、サーチャーズの"Needles And Pins"、アニマルズの"Don't Bring Me Down"、ジョン・セバスチャンの"Stories We Could Tell"などのルーツを明らかにするカヴァー曲を並べた傑作2枚組で、ユーリズミックスデイヴ・スチュワートをプロデューサーに迎えた新境地の「Southern Accents」に続く新作として、僕もよく聞いてました。けどその頃になると過去の再発も活発になって、過去の遺産に敬意を示した同時代のアーティストよりも、手軽に聞けるようになった過去の遺産に興味を示すようになって しまったのです。