everybody#3
- アーティスト: Fred Neil
- 出版社/メーカー: Water
- 発売日: 2006/03/07
- メディア: CD
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今でこそフレッド・ニールの名前は普通に語られますが、この人の名前を知ったときは勿論簡単に聞くことなどできない知る人ぞ知るフォーク・シンガーでした。その最初の邂逅は、やはりニルソンが取り上げた*1"Everybody's Talkin'"で、それをスティヴン・スティルスが取り上げたライヴ盤のライナーでした。ニールはNYのグリニッジ・ヴィレッジに集うフォーク・シンガーの一人で、12弦gの名手です。この頃の多くのフォーク・シンガーの歌と演奏は風化してしまっているのですが、ニールの場合サイケデリックな味わいのあるg(更にここではキャンド・ヒートのアル・ウィルソン(harp)、ランプス・オブ・チャイルドフッドのビリー・マンディ(ds)、77年にニールと共にローリング・ココナッツ・レヴューで来日したピーター・チャイルズ(g)らのサポートが加わります)はまったく古さを感じません。
"Everybody's Talkin'"*2は、映画「真夜中のカーボーイ」の主題歌としてヒットしましたが、元々は"Echoes"のタイトルで、スパンキー&アワー・ギャングがやったのが最初、という説もあります。69年にCapitolからリリースされた「Everybody's Talkin'」*3に収められていますが、12弦gの弾き語りでなかなか渋い出来です。