I'll#2

- アーティスト: Boz Scaggs
- 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
- 発売日: 1988/11/29
- メディア: CD
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スティーヴ・ミラー・バンドを最初の2枚で辞めたボズ・スキャッグスがマッスル・ショールズに出向いてレコーディングしたファーストソロがこの「Boz Scaggs」('69,Atlantic)です。デュアン・オールマン、エディー・ヒントン、ジミー・ジョンソン(g)、バリー・ベケット(kb)、デイヴィッド・フッド(b)、ロジャー・ホーキンス(ds)、というおなじみのメンバーです。サザン・ソウル色の濃い演奏で、長い間僕はさっぱりでしたが、ある時急にこのアルバムの良さが分かったという次第です。日本ではかつて「ボズ・スキャッグス&デュアン・オールマン」という邦題でリリースされていました。
"I'll Be Long Gone"は、ダスティー・スプリングフィールドやルルの南部詣のアルバムを思わせる雰囲気でなかなか素晴らしいです。コーラスにはトレイシー・ネルソンやアーマ・トーマスも加わっているとか。
日本でボズ・スキャッグスの人気が爆発したのは、AOR時代の「Middle Man」('79)あたりで、80'sはまともなオリジナル作品は出ませんでしたが、CBS(ソニー)はグレイテスト・ヒッツを量産して、巧みな宣伝で盛りたてました。その人気爆発の前夜となるのが77年の「Down Two Then Left」で、この頃にはAORという言葉はなく、シティ・ミュージックという言葉でまとめられていましたが、洗練された大人のロックといった印象でした。

- アーティスト: Boz Scaggs
- 出版社/メーカー: Sbme Special Mkts.
- 発売日: 2008/04/01
- メディア: CD
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