tonight#3

ストリート・オブ・ファイヤー ― オリジナル・サウンドトラック

ストリート・オブ・ファイヤー ― オリジナル・サウンドトラック

195■Tonight Is What Meant To Be Young / Fire Inc
ロックンロールの寓話(A Rock & Roll Fable)というサブタイトルがついたウォルター・ヒル監督の傑作映画「ストリート・オブ・ファイア」('84米)は、勧善懲悪ものでヒーローはふらりと現れヒロインを助け去ってゆくシェーンの様ですし(マイケル・パレが渋い)、劇伴音楽はライ・クーダーが担当、他にはブラスターズ、マリア・マッキー、ダン・ハートマンのナンバーがかかります。劇中でダイアン・レインが演じたエレン・エイム&アタッカーズの"Tonight Is What Meant To Be Young"は日本では椎名恵がカヴァーして話題になりましたが、オリジナルはこの映画のために結成された(と宣伝された)ファイア・インクで、実はフェイス・トゥ・フェイスの変名バンドでした。
ミートローフで知られるジム・スタインマンが作ったこの"Tonight"は歌いあげる、ヒロイックなナンバーですが、脳内に焼きついた映像もあって今でも気分が高揚します。渡辺美里の"My Revolution"に与えた影響も大きいです。