thing#2

２６２■Sweet Thing / 鈴木祥子
現在は変則コンプリート盤「Sho-Co-Songs 2」に収められていますが、

SHO-CO-SONGS collection 2(DVD付)

鈴木祥子の「Hourglass」('91)は、何故かエピック盤の中ではいち早く廃盤となり(その前の4枚はカタログに生きていたのに)、一時はなかなかレアな1枚として遅れてきた祥子ファンの間では話題になったものでした。僕的には初めて聞いた鈴木祥子のアルバムで、西大島図書館で借りました。その時は"Happiness"と"とどくかしら"くらいしか印象に残っていなかったのですが、買いなおしてみるとなかなか深いです。
思えばこれより前のアルバムは、後にライヴで親しんだ曲がいろいろあるにもかかわらず、「古さ」というか「ガール・ポップ」なるムーヴメントに踊らされていた(浮足立っていた)感じがして、ほとんど聞きません(何枚か持っていますが)。やはりこの「Hourglass」から始まる、という印象はあります。その冒頭に収められたアコースティックで壮大な盛り上がりを見せる"Sweet Thing"は、新しい鈴木祥子の始まりの予感の1曲です。

(動きません)