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セヴンス・ソジャーン

セヴンス・ソジャーン

270■For My Lady / Moody Blues
僕がムーディー・ブルーズで一番好きなのは"I'm Just A Singer(In A Rock And Roll Band)"です。いちばん好きというか少し前まではほとんどこれしか知らない状態だったのですが… ネット仲間のごうきさんが数年前になんかの記念に72年の名曲ボックスというのを作ってくれたのですが、その中で知ったナンバー。それまでムーディー・ブルーズといえば、薄味のムード・プログレなイメージがあって、きっと綺麗なメロディーなんだろうけど、大仰なんだろうなあ、と勝手に決め付けてる感じがありました。確かに薄味ですが、大仰というよりは控え目です。「Days Of Future Passed」('67)から数えて7枚目にあたる「Seventh Soujourn」('72)は、7日目の安息日のごとく、バンドの活動に一区切りつけた1枚として知られています。実際この後、メンバーは怒涛のソロ活動に入り、79年に「Octave」をリリースするまで(kbは元イエスのパトリック・モラーツでした)沈黙を守るのです。