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Velvet Underground

Velvet Underground

288■Pale Blue Eyes / The Velvet Underground
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの3枚目は69年にリリースされましたが、ノイジーなgあふれるNYのアンダーグラウンドな音を期待したコアなファンは大いにコケたらしいです。ここに収められた曲の多くはシンプルなメロディーと演奏による、フォーク・ロック風の作品だったからです。アシッド・フォークというジャンルが市民権を得た現在と評価する観点が違いますが、80'sにポリドールから名盤シリーズで出た際に(この時にはブライアン・オーガー・トリニティの「Streetnoise」やジーブラ、サンダークラップ・ニューマンが出ました)僕は聞きましたが、内省的な美しさに惹かれた覚えがあります。どちらかというと「Pet Sounds」やドゥルッティ・コラムやディス・モータル・コイルなんかに近いものがあります。ジョン・ケイルが辞め、ルー・リード(g,vo)、スターリング・モリソン(g,vo)、ダグ・ユール(b,org,vo)、モーリーン・タッカー(perc,vo)の4人がメンバーです。
"Pale Blue Eyes"は、そんな内省的なこの3枚目を象徴するようなナンバーです。