■■■ウォーク in チャコールグレイ:干刈あがた(講談社)

ウォークinチャコールグレイ

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相当久々に読み返すけど、干刈あがたの作品ってなかなか入手困難になってるらしい。舞台は62年の東京。新聞を作りたくて一浪して早稲田に入った、貧しい女子大学生の山木信子の物語。昭和30年代の「青が散る」か。時代的に共感しにくいけど、一気に読ませる。芦原すなおの「東京シックブルース」にも似たムードあり。