question#3

フォーカス・アット・ザ・レインボー(K2HD/紙ジャケット仕様)

フォーカス・アット・ザ・レインボー(K2HD/紙ジャケット仕様)

308■Answers Questions! Questions Answers!/ Focus
すでにフォーカスについては、ここでとりあげています。
フォーカスはオランダのバンドで、ジャンル的にはプログレに入りますが、クラシックとジャズとロックンロールがミクスチャーされたような音を出します。デビューは70年ですが、大幅なメンバーチェンジ後の71年のセカンド「Moving Waves」(Polydor)以後のラインナップをフォーカスと呼ぶようです。ヤン・アッカーマン(g)、タイス・ヴァン・レアー(kb,fl,vo)とリズム・セクション。前に取り上げた78年盤は、まともな評価がない作品でしたが、74年の「Focus At The Rainbow」は有名なライヴ盤です。72年のレディング・フェスティヴァルで英国デビューして大反響を巻き起こし、英Harvestと契約しました。この73年のロンドンはレインボウ・シアターでのライヴは日本ではポリドールから出て、その後東芝EMIから出ています(現在はビクター)。ちゃんとした形での初フォーカスだったわけですが、驚きというか強烈な違和感がありましたね。
78年盤は、まあまともな(フツーの)ロックだったのですが、全盛期のフォーカスは、まともな(フツーの)ロックから逸脱したような音です。
オリジナルは「Focus 3」に入っていた"Answers,Questions! Questions Answers!"は、フリーフォームな演奏で、ハードなgとorg、flのソロをたっぷりとフィーチャーしています。