rocky#2

10012■Rocky Raccoon / Andy Fairweather Low

ビー・バップ・ン・フーラ+1(紙ジャケット仕様)

ビー・バップ・ン・フーラ+1(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: アンディ・フェアウェザー・ロウ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2006/02/22
  • メディア: CD
  • クリック: 2回
  • この商品を含むブログ (3件) を見る
エーメン・コーナーからフェアウェザーを結成したアンディ・フェアウェザー・ロウですが、解散後74年にA&Mより「Spider Jiving」でソロデビューします。広い意味でのパブロックに入る音楽で、レゲエやスカの当時新しかったリズム、カントリー、フォーク、ブルーズが交じったあたたかい音です。76年の「Be Bop 'N' Holla」は、前作「La Booga Looga」同様グリン・ジョンズのprodで、ヘンリー・スピネッティ(ds〜ジューダス・ジャンプ)、ジョン・デイヴィッド(b,vo〜元ラヴ・スカルプチャー)、ミック・ウィーヴァー(kb)、ラビット(kb)、B・J・コール(steel)をレギュラー・バンドにバーニー・リードン(g)、ジョージー・フェイム(p)、ブリン・ハワース(g)が絡むというイギリスのアメリカ的なメンツ。しかしレイドバック度は少なめで、イアン・デューリーあたりにも通じる豊潤なごった煮的な感じもある一方、ギャラガー&ライルの様な陽だまりの中の寂しさみたいなものも感じます。
ビートルズのあまり有名でない"Rocky Raccoon"をとりあげたのも面白いですが、ブリン・ハワースのスライドとコールのdobroが絡む泥臭い音になっています。ヴァレリー・カーターがセカンドで取り上げた"Da Doo Rendezvous"のオリジナルも収録。