A Contemporary Folk Music Journey:The Ship('72)

A Contemporary Folk Music Journey

A Contemporary Folk Music Journey

レココレ'09/12で紹介されるまで存在すら知らなかった1枚です。60'sのサーフィン音楽のprod'erとして知られたゲイリー・アッシャーは70'sにはElektraで、カート・ベッチャーのソロや、ワッカーズなどを手がけていますが、72年に6人組のフォーク・グループ、ザ・シップの唯一のLP「A Contemporary Folk Music Journey」をprod。dsなしで全編フォーク&ハーモニーとなると、少々不安ありますが、それは半分当たっていました。メンバーはスティーヴ・メルシェンカー(6st-g,vo)、スティーヴ・コーワン(12st-g,vo)、スティーヴン・レインワンド(g,dobro,harp,vo)、マーク・ハンビー(p,fl,vo)、トッド・ブラッドショー(strings bass),
ティム・スコット(cello)。72年ですから当然一連のウエストコースト・ミュージックの盛り上がりやら、CS&Nの存在はわかってたはず。fluteで導かれる"The Ship"、dobroの入った"The Man"、メロディアスな"The Calm"と前半はまあ快調なのですが、後半は同じような感じで息切れします。それはやはりdsなしという部分もあったのでしょう。