natural#2


10026■Natural Sinner / Fair Weather
昨日の話に似てますが、Immediateレーベルをハンブル・パイと共に支えたのがウェールズのエーメン・コーナーです。アンディ・フェアウエザー・ロウ(vo)を中心としたこのバンドは、67〜69年の間に数枚のヒット曲があります。いちばん有名なのは#1となった"If Paradise Is Half As Nice"('69)でしょう。

70年に入ると、アラン・ジョーンズ(sax)が脱退し、ハードの面々とジューダス・ジャンプ(最近CD化されたらしい)を結成します。残ったニール・ジョーンズ(g)、ブルー・ウィーヴァー(kb)、クライヴ・テイラー(b)、デニス・ブライオン(ds)とフェアウエザーは、新たにバンド名をフェアウエザーとして「Beggings From An End」をRCA傘下のアンダーグラウンドなレーベル、Neonからリリースします。
かつて独Repertoireからリリースされていたもの、RCAからの日本盤LP、そしてこのオリジナルとどれもジャケが違うのですが、最近英Estoから出たものはこのオリジナルジャケ(キーフの手によるものです)に戻ってるそう。米南部志向の英ロックは基本的にOKなんですが、このバンドのこのアルバムに限っては、イマイチでボーナストラックのヒットシングルは例外的に素晴らしかった覚えです。

ハッピーでピースフルなゴスペルっぽいコーラスが素敵です。残念ながらバンドはこれ1枚で解散してしまいます。