try#3

With the Gosdin Brothers

With the Gosdin Brothers

10042■Tried So Hard / Gene Clark
「Fifth Demension」リリース後バーズを離れたジーン・クラークが67年にリリースしたのが初ソロ「Gene Clark With The Gosdin Brothers」(Columbia)です。その名の通りヴァーンとレックスのゴスディン兄弟をバックにしたもので、バーズ時代のシンプルなフォークロックだけでなく、カントリー・ロック的なアプローチも見せています。もちろんバーズの「Sweetheart Of The Rodeo」以前の話。いち早くクラレンス・ホワイト(g)を起用している(他にはリオン・ラッセル、クリス・ヒルマン、グレン・キャンベルらが参加)点ももっと注目されていいでしょう。
この"Tried So Hard"は、後期バーズに通じるカントリー・ロックで、クラレンスと思われるstringsbenderが心地よいです。
日本盤LPは、80年にIt's A Beautiful Rock Dayシリーズの1枚としてリリースされましたが、72年に「Early LA Session」のタイトルで曲順、曲目を変えてリイシューされています。クラークは、ここにも参加のダグ・ディラード(ディラーズ)とディラード&クラークをこの後結成しA&Mに2枚のLPをリリースしています。