10050■Dirty White Boy / Foreigner
元
スプーキー・トゥース、元
キング・クリムゾン、元
ブラック・シープ、元イフなどの
英米混成バンド、
フォーリナーの登場は77年で、
フリートウッド・マックの「Rumours」がガンガン売れてた頃です。つまりポップなメロディのわかりやすいロックが主流となった頃。
フォーリナーも多彩な肩書とは裏腹に手堅い、明るく歌えるハードロックをプレイ。個人的には78年のセカンド「Double
Vision」をよく聞いてました。79年の「Head Games」は3枚目で、ここから先行シングルとなったのが、たたみかけるような"Dirty White Boy"です。まあ"Double Vison"の焼き直しみたいな曲ですが疾走感はあります。bassが元コチーズ、再結成スモール・フェイシズ、
ロキシー・ミュージックのリック・ウィルスに代わっています。この辺りまではハードロックが根っこの部分にありましたが、kb類の仕様がぐんと増えた次の「4」あたりから複数のゲイリー・ライトの様な音になってしまいます。また
ティーンを中心に膨大な観客動員を誇り、スタジアム級の会場を満杯にした「産業ロック」として、大げさなメロディーばかりが目立つようになってしまいます。