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Takin It to the Streets

Takin It to the Streets

■Carry Me Away / The Doobie Brothers
スティーリー・ダンより加わったマイケル・マクドナルドがバンドのムードを劇的に変えた76年の「Takin' It To The Street」ですが、ジョンストンが唯一加わった"Turn It Loose"だけが異色です(ひょっとすると「Stampede」のアウトテイクなのかも、とにかくマネージメント側はジョンストンのドラッグ問題を必死に隠そうとしていたようです)。キーとなるのはやはりマクドナルド色の濃い、タイトル曲、"Losin' End"、"It Keeps You Runnin'"、そして"Carry Me Away"です。この"Carry Me Away"は、メンフィス・ホーンズの控え目なサポートが印象的なソウルフルなナンバーで、ジェフ・バクスターのジャズっぽいgソロとも見事にあっていて、次作へのイントロダクションへとなっています。