#10エリザベス・バラクラフ


■Hi:Elizabeth Barraclough(Bearsville:BRK6992-US)
エリザベス・バラクラフの名前は「ウッドストックサウンド」(ミュージック・マガジン社)で大竹正樹さんのレヴューを読むまで存在すら知りませんでした。
ニュー・メキシコ出身のssw、ギタリストで、78年に同名のLPでデビュー。その記事でも触れてましたが、Bearsvilleのアーティストでは珍しい、パンクの波を受けた新世代の人。そのファーストは未聴なので、今日紹介するのは79年に出たセカンド。タイトル通りHiサウンドで知られるウィリー・ミッチェルのprodで、メンフィスのHiスタジオ録音。白人によるブルー・アイド・ソウルと呼ぶにはvoが魅力がないし、イマイチ中途半端な印象は否めません。ほとんどがオリジナルで唯一のカヴァーがバーバラ・リンの"You'll Lose A Good Thing"です(これはいい)。
アーロン・ネスビット(kb)、リロイ・ホッジズ(b)、ジーン・クリスマン(ds)参加。