good#3

Full House

Full House

■Be Good To Yourself / Frankie Miller
今もってフランキー・ミラーの代表作は77年の「Full House」と断言できます。パンク台頭の折、本国のプレスには冷遇されたと思いきや"Be Good To Yourself"が初のヒット・シングルにもなり共感されたのは、ミラーのソウルフルな歌唱にもよるところが大きかったのでしょう。さて相変わらずバンド運には恵まれず、前作「The Rock」リリース後結成されたフランキー・ミラー・バンドも間もなく解散。今度は、エール・アパレントのクリス・スチュワート(b)はそのままで、ハイウェイのジム・ホール(kb)、レイ・ミンヒニット(g)、エントウィッスルズ・オックスのグラハム・ディーコン(ds)から成るフル・ハウスをバックにしてのアルバムになりました。prodはクリス・トーマスで、同じChrysalisのプロコル・ハルムの作詞家、キース・リードがオブザーヴァーとして加わっている他、クリス・スペディング(g)、ラビット(kb)、ゲイリー・ブルッカー(p)、メンフィス・ホーンズ(horn)が参加しています。
"Be Good To Yourself"はメンフィス・ホーンズのパンチの利いたホーンズ(もちろんダビングですが)がカッコいい。作者はシャークス解散後、ソングライターとして友人に曲を書いていたアンディ・フレイザー