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ビッグ・スター

ビッグ・スター

■Big Star / Stark & McBrien
数年前に長門さん企画のパイド・パイパー・デイズのシリーズでCD化された1枚。存在すら知らなかったポップロック〜sswの佳作。ソルト・ウォーター・タフィーのロッド・マクブライエンが、sswのフレッド・スタークと組んだデュオがS&M。75年にたった1枚のLPをRCAに残しています。prodは、NYのセッション・ギタリストとして有名なデヴィッド・スピノザで、アル・ゴーゴーニ、ヒュー・マクラッケン(g)、リック・マロッタ(ds)、ドン・グロルニック(kb)、アンディ・ムゾン(b)らがこぞって参加、手堅いプレイを聞かせます。75年と言う時代背景がなんともビミョーで素敵。タイトル曲"Big Star"は流れるようなイントロのgが印象的で、これでやられました。スタークの歌声はなんとも心地よい。
女性voの入った"We've Got Time"、カーペンタ-ズ的な質感の"Isn't It Lonely Together"(今日作者のエステル・レヴィットのソロも去年CD化されました)がいいです。このCD化は100%ソルト・ウォーター・タフィーがらみのソフロ側からのアプローチの結果でしょうが、フレッド・スタークという人侮れないです。