喫茶ロック再び2

- アーティスト: オムニバス,保福政春,ズーニーブー,小坂恭子,田舎芝居,沢チエ,風コーラス団,石川セリ,絵夢,Char,ピコ
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2002/01/23
- メディア: CD
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ポニー・キャニオン篇では13組が紹介されています。大阪出身の謎のグループ、風コーラス団の"愛色の季節"('75)は見事なソフトロックになっています。石川セリの「パセリと野の花」('72)からの"鳥が逃げたわ"と"私の宝物"はピコ作によるもの。これもソフロの範疇か。絵夢という人はもっとブルージーなイメージがあったのですが"モーニング・コーヒー"('76)ではボッサな感じ。チャーのデビュー作('76)からの"空模様のかげんが悪くなる前に"は、弾きまくるgと青いvoが妙にマッチしています。ポップコーン改めピコの"うつろな日々"('77)に続いてややニュー・ミュージック・テイストの濃い"待ちわびて"('75)に。歌は中沢京子でコッキー・ポップ・ファンには有名曲とか。"デゾ・エレロ"('73)は後にNobodyの相沢行夫がいたNORAのもの。このコンピでは一風変わった英国風ポップ。丘蒸気の"この歌もいつか"('74)は今では考えられないようなフォークの世界。エコロジーな詩世界と解説にある。GSのズーニーブーは、町田義人がいたバンドですが、ラストシングルとなった"結婚生活"('71)は、ウエストコースト的なポップ。沢チエの「23」('74)は、ティン・パン関係が参加した隠れた名盤らしいですが"かもめ"ではシュガー・ベイブもコーラスで参加しています。