Timeless Flight

Timeless Flight

■Timeless Flight:Steve Harley & Cockney Rebel
新世代グラムロックとして注目された頃のコックニー・レベルは頭にスティーヴー・ハーリー&が付いていません。どうもおどろおどろしすぎて真剣に好きではないので、僕にとってこのバンドは、75年スチュワート・エリオット(ds)以外のメンバーを一新した第2期なのです。メンバーはハーリー、エリオットにジム・クリーガン(g〜元スタッド、ファミリー)、ジョージ・フォード(b〜元メディスン・ヘッド)、ダンカン・マッケイ(kb)の5人。75年の「The Best Yesrs Of Our Lives」からは、"Make Me Smile"の大ヒットが生まれ、76年にリリースされたのがこの「Timeless Flight」です。"Black Or White"も"White White Dove"もシングル・カットされましたがヒットしなかったので割と地味な印象のアルバムです。後に10CCにマッケイが各種kbで彩りを添えています(特に"Understand"のARPソロは絶品)が、曲に魅力がないのであまり耳に残りません。コーラスとしてマデレーン・ベル(ブルー・ミンク)、ハーリーのGFだったイヴォンヌ・キーリーとパトリシア・ペーエイ姉妹(80'sにスター・シスターズとして本国でヒットを飛ばすオランダ人シンガー)らが参加しています。

マッケイは伊勢正三みたいだ。

イヴォンヌ・キーリーのおそらく一番知られてるのは、スコット・フィッツジェラルドとのデュエット"If I Had Words"でしょう。レゲエっぽいarrのいかにもイギリスでというかヨーロッパでヒットしそうなユーロヴィジョン向けの曲です(けなしてません)