米国産イグアナ

ウインズ・オブ・アラマール

ウインズ・オブ・アラマール

■The Winds Of Alamar:Iguana
イグアナというとジェス・ローデンのバック・バンドとなった英国のファンキー・ソウルな連中もいたのですが、こちらは別。マイミクのデイジーさん(今はまたも改名)に教えてもらったロビー、フォーク&バドを前身とする米4人組です。77年にEpicから出た唯一の作品で、帯にはAORとありますが、音的にはウエストコースト的なムードもあります。メンバーはドン・フォーク(g,b,steel,vo)、アーサー・バド・ノウバリアン(g,vo)、バッジ・ウィザースプーン(g,vo)、ショウ・ヘイズ(g,vo)の4人で、dsはエリア・コードのケネス・バトレーが担当。そうナッシュヴィル録音です。いわゆるCS&Nスタイルでsswの集合体で作者が歌い、サポートがハモるというパターン。印象的なのはスティールやスライドだったりするのですが、ジョー・ウォルシュ的な"Eulogy"のスライドが耳に残ります。パンの様なカントリー・ロックの"Your Love"、ゆるいsteelと伸びのあるgの入った"Dream Song"と"Fine Line"は稀代の名曲です。