lie#3
- アーティスト: Genesis
- 出版社/メーカー: EMI Europe Generic
- 発売日: 1994/10/24
- メディア: CD
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僕にとってのジェネシスは、ポップなメロディーをもったプログレバンドというイメージなので初期のピーター・ゲイブリエル時代ではなく、やっぱりフィル・コリンズ時代です。MTVにも積極的に露出し、古くからのプログレファンだけでなく、新しい若い音楽ファンをも取り込んだ手法は、きわめて80's的で、そこにはやはり参謀フィル・コリンズの存在がありました。
強烈な個性をもったゲイブリエルが辞め、新たに外部シンガーを招くのではなく、内部昇格に近い形でコリンズが歌うようになりましたが、、元々はdsで、71年の「Nursery Crime」から参加(それ以前にはフレイミング・ユースというバンドにおりました)しています。フロントに立つようになって持ち前のエンターテイメント精神に火がついたという説もありますが、ゲイブリエルとはまったく違うタイプなのに違和感なく聞けてしまう(もっともコリンズ時代のほうに圧倒的になじみがありましたが)ヴォーカリストとしての資質もバンドにあってしました。
オリジナルは2枚組の大作(ヒプノシスのジャケットがそれまでのファンタシーにこだわったジェネシスの音楽とは異質に感じます、表面的ですけど)だった74年の「Lamb Lies Down On Broadway」のタイトル曲です。
僕が初めて聞いたのは「幻惑のスーパー・ライヴ」という邦題が付いていた77年の2枚組「Seconds Out」で、まだ3人になる前のスティーヴ・はケット(g)を配した4人組の頃です。dsはビル・ブラフォードとチェスター・トンプソンがフォロー。