mind#2

Kissing to Be Clever

Kissing to Be Clever

■Church Of Poison Mind / Culture Club
80's初めの音楽シーンといえば、MTVとブリティッシュ・インヴェイジョンに尽きます。それまで動く姿もあまり見られなかった英米のバンドが、積極的にプロモーション用にヴィディオを製作し、MTVなどでのOAがセールスにつながるという状況。妙に凝ったもの、ナルが入ったものよりもシンプルなライヴ形式のものが圧倒的に再見に耐えるます。
ボーイ・ジョージの妖艶な魅力(?)が話題だったカルチャー・クラブは、日本では「ロック・ショー」とか「Rio」といったアイドル系のロック雑誌で注目されたけど、レゲエを隠し味に使ったその音楽は、単純にお子様向けというわけでもなかったようです(ジョージの歌声は結構ソウルフルですし)。日本では一風堂見岳章がカヴァーした82年の"Do You Really Want To Hurt Me"(最初は"冷たくしないで"、その次は"君は完璧さ"という邦題になった)はアメリカでも大ヒット(#2)した(全英#1)。その次のシングルがこの"Church Of Poison Mind"。当時こういうモータウンっぽいリズムがチャートを席巻してたことを思い出す。今聞くとまあ他愛ないのですが、挿入されるharmonicaがけっこう新鮮だったり("Karma Cameleon"でも印象的でした)、ヘレン・テリーというおばさんのコーラスがパワフルだったりと実に懐かしい。

しかし無駄にメンバー多いなあ。