Association(アソシエーション)

a■■Birthday('68)

Birthday

Birthday

b■Live('70)
c■■■Waterbeds In Trinitad('72)
d■■■From Master Original Tape(')
e■■Just The Right Sound('02)
カリフォルニアのソフト・ロック、アソシエーションこそ「ソフトロックのチャンピオン」(そういう邦題のLPもあった)だと、思ってたけど、いざオリジナルアイテムがずらっとCD化されて、聞いてゆくとすぐに飽きる。これは、僕の非ロックに対しての典型的な症状で、曲単位ならいいけど、アルバム単位となると飽きてしまうのだ。90'sに日本のワーナーが世界に先駆けてCD化した「From The Original Master Tape」シリーズのベスト盤のうちdは結構愛聴していた。2枚組のアンソロジー、「Just The Right Sound」('02)を買ってから手放してしまったが、あれくらいのヴォリュームの方がいい。テッド・ブルーシェル、ブライアン・コール、ラス・ギグア、ゲイリー・アレクサンダー、テリー・カークマン、ジム・イエスターからなるオリジナル・アソシエーションのデビュー曲、"One Too Many Morning"は、65年にVariantからリリースされたディランのカヴァーで、12弦gを使わないフォークロック的な印象を受ける。コーラスワークも力強い。ヒットこそしていないがこれがなければ、"Cherish"も"Windy"もなかったのだ。
cはもはや60'sのバンドではないものの、ヴェテランならではの味わいで個人的には一番。"Indian Wells Woman"の切ない感じもいい。そして何と言っても一番の名曲は宗教的な美しさをもったaの"Birthday Morning"。