grow#3

Move

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■I Can Hear The Grass Grow / The Move
バーミンガム出身のザ・ムーヴはロイ・ウッドをフィーチャーしたバンドで、ゆくゆくはELOに移行した事で知られています。66年にDeramから"Night Of Fear"でデビュー。その後Regal Zonophoneに移って、71年まで活動します。とりわけ60'sの作品はシングルとアルバムを分けて考える発想で、ポップなサイケデリアを有するシングル曲の楽しさは同時代のバンドでは群を抜いています。それでいて派手なファッションのステージは、シングル曲のイメージとはまた違っていて面白い。68年の「Something Else」というEPでは全曲カヴァーですが、この頃のステージはザ・フー顔負けのワイルドなものでした。
さて"I Can Hear The Grass Grow"というなんともサイケなタイトルのこのシングルは、Deramから2枚目にして最後のリリースとなった67年のもので、オリジナルはブルース・マグースです。ロイ・ウッド(g,vo)、カール・ウェイン(vo)、エース・ケフォード(g,vo)、トレヴァー・バートン(b)、ベヴ・ビヴァン(ds,vo)の5人組です。