light#3

GOLDEN LIGHTS

■Golden Lights / Twinkle
トゥインクルは、64年にいくつかヒットを出した英国のガール・シンガー（ソングライター）で、トレイシー・ウルマンが"Terry"をカヴァーしヒットさせるまで、存在も知りませんでした(っていうかペトゥラ・クラーク、シラ・ブラック、ダスティ・スプリングフィールド、サンディー・ショウくらいしか日本では紹介されてなかったし、語る場所もなかったのです)。大きな瞳とロリっぽいルックスが印象的な人で(鼻が大きいけど)、Deccaから64年にデビュー。最初のシングルがシャングリ・ラスへのオマージュの様なデス・ソングの"Terry"で#4まで上がるヒットとなりました。派手さはなくarrを含めどちらかというと地味な曲ですけど、味わい深いです。作者はリン・リプレーつまりトゥインクルの自作です。

続くシングルが#21の"Golden Lights"です。これもフォーキーな感じで、地味なウォール・オブ・サウンドといったいでたち。後年スミスによってカヴァーされました。

この2枚のシングルで完結してしまったきらいがあります。以後男子名のタイトルのシングルが次々出ますがヒットには至ってません(まあ同じような感じなのです)。フランス・ギャルの"夢見るシャンソン人形"のカヴァー"A Lonely Singing Doll"もあります。初期からアコギを使った曲という事もあって一時期は、ジャッキー・デシャノン・スタイルのフォークロックに転じた事もありました。スローン＆バリ作の"What Am I Doing Here With You"がなかなかいい。
結局アルバムを出す事は出来ず、93年にrpmからシングルをまとめたコンピCDが出たのが始まりでした。