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The Hoople

The Hoople

■The Golden Age Of Rock And Roll / Mott The Hoople
モット・ザ・フープルの作品としては後期に当たる「The Hoople」('74)は、77年にCBSソニーから廉価盤で再発されてたので、割と昔から知っていましたし、ロキシー・ミュージックの1stのカヴァー・ガールだったカリ・アンをモデルにしたグラマラスなジャケットは昔から印象的でした。そもそもIsland時代の売れなかった頃を聞いてると、彼らがグラム・ロックとして語られるのはどうも納得がいかないのですけど、このラスト・スタジオ作は、ゴージャスな音づくりと派手なステージはグラム・ロック的なニュアンスやはりありますね。バッド・カンパニーに参加したミック・ラルフスに代わってスプーキー・トゥースのルーサー・グロヴナーがエアリエル・ベンダー名義で参加。また元ラヴ・アフェアのモーガン・フィッシャー(kb)、ミック・ボルトン(kb)を加え6人組として新たなスタートを切っていますが、楽曲の出来が「All The Young Dudes」や「Mott」あたりと比べると落ちますねえ。それでもリトル・リチャード風オールディーズ賛歌はなかなか素晴らしい。