Dion(ディオン)

SANCTUARY/SUITE FOR LATE SUMMER

SANCTUARY/SUITE FOR LATE SUMMER

a■■■Sanctuary('71)
b■■Suite For Late Summer('72)
c■■Born To Be With You('75)
d■■Streetheart('76)

50'sにディオン&ザ・ベルモンツを率いてホワイト・ドゥー・ワップで一世を風靡したディオン・ディムーチは、60年にグループを解散させソロに。"Runaround Sue"('61,Laurie,#1)、"The Wanderer"('62,#2)など63年まではヒットを連発するも、その後はドラッグ問題で活動を控え、カムバックとなったのが66年のディオン&ザ・ワンダラーズ名義の"Abraham,Martin,and John"(#4)。Warner Brosに移籍しフォーキーなsswスタイルを完成させた一連の作品は、売れなかったけど力強くもっと注目されてもいい。a/b、c/dはAceからの2in1CD。bのそこはかとないカントリー・ロック路線はバーバンクの香り(ラス・タイトルマンのprod)。一方Warner/Spectorから出たcはジョン・レノンの「Rock And Roll」騒動でヤバい状況にあったフィル・スペクターのprodで堂々とした70's型Wall Of Sound。dはマイケル・オマーティアンとスティーヴ・バリがprodしたメロウ・グルーヴ的な1枚。