60'sにはミック・ジャガーの恋人として、清楚な歌声をフォーキーな音に乗せた女性シンガー。Deccaのアンドリュー・オールダムの秘蔵っ子で、"As Tears As Go By"('64,#9UK)をヒットさせた。その後ドラッグ問題で一線から姿を消し、77年にグリース・バンドをバックにした「Dreamin' My Dreams」(NEMS)でカムバック。カントリー的な内容の企画ものだけど見事な失敗作。ただし80年にIslandから「Broken English」で再びカムバックし、鬼気迫るハスキーなvoで注目される。折からのニュー・ウェイヴの盛り上がりにも呼応した音作りだった。その後も独自のスタイルで我が道をゆく。イメージとしてはアンナ・プリュクナルとかそういう感じ。