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夢博士の告白+1

夢博士の告白+1

■Everybody's Sometime And Some People's All The Time Blues / Kevin Ayers
ケヴィン・エアーズの「夢博士」('74)は聞くのはいつも前半ばかりです。タイトル曲の"The Confession Of Dr.Dream"はプログレ風大作で、僕にはどうも重い。ソフト・マシーン出身及びカンタベリー・サークルの人なのでプログレというイメージは付いて回りますが、僕はどっちかというとセルジュ・ゲンズブールとかに近いものを感じるsswです。それでもこのIsland移籍第1弾は、ルパート・ハインのprodで、キャラヴァン、クリムゾン、ロキシー、パトゥーのメンバーが参加!なんてまさしくプログレ・ファン向けの内容でした。マイク・オールドフィールドのgが入ったオールドタイミーなブルーズ"Everybody's Sometime And Some People's All The Time Blues"は、トム・ニューマンの「Fine Old Tom」を思い出すノスタルジックなやつです。オリー・ハルソールの変態的gがうなりまくる"Didn't Feel Lonely Till I Thought Of You"は、ドリス・トロイ、ロゼッタ・ハイタワー、ジョーン・ウィリアムスの女性コーラスも濃厚です。