ダナ・ギレスピー

Andy Warhol

■Andy Warhol / Dana Gillespie
ダナ・ギレスピーは、ドノヴァンやデイヴィッド・ボウイのGFとして知られた女性シンガー。60'sはガール・シンガーとして何枚かシングルを出したあとLondonより「Foolish Seasons」('67)でデビュー。これはRev-Olaから単体でCD化されているけどなかなかいいジャケット。フォーキーなのか？

FOOLISH SEASONS

もう1枚のあと「ジーザス・クライスト・スーパースター」のロンドン・キャストに加わった後ボウイとの交流が始まり(ちょうどグラムロック時代)、73年に「Weren't Born A Man」(RCA)をリリース。ボウイとミック・ロンソンがprod。デイヴ・ウィンター(b)、パット・ドナルドソン(b)、ポール・キーオ(g)、バリー・デ・ソーザ(ds)らスタジオ・ミュージシャンによる匿名的な演奏、ガーター姿のセクシャルなジャケット(好みじゃないけど)とは裏腹に落ち着いた歌声でギャップあり。ほとんどが自作でssw風MOR的世界だが、ボウイ作の"Andy Warhol"はややポップなフォークロック。
74年の「Ain't Gonna Play No Second Fiddle」は、ギレスピーとジョン・ポーター(ロキシー・ミュージック)のprod。ポーター(b,g)、ブリン・ハワース(g)、デイヴ・スキナー(kb)、サイモン・フィリップス(ds)が参加。ポーターとスキナーはアンクル・ドッグのメンバーでアーシーな感じがやや加わっている。
どちらも期待外れ。これは94年にMusic Manから出た2枚のセレクトのベストもの。CDの時代に14曲は少ないのでオリジナルはLPだったのだろう。ギレスピーはその後ブルーズの世界で現在も活動。