リオン・ラッセル

Leon Russell

Leon Russell

■Leon Russell
ジョー・コッカー経由でリオンを知ったのは大学に入った年かなあ。"Delta Lady"のオリジナルが入ったShelterからの第1作を聞いたのは、新栄にあったレンタル・レコードのatomだったか、新潟の寄井町にあったロック・バーのようなSmall Town Talkだったか覚えがないけど、買ったのは英A&M盤LP。そこには初回盤にしか入ってなかった"Masters Of War"が入っていた。これはアメリカ国歌のメロディーにディランの歌詞を載せたもので、戦争で金を儲けるものへの強烈な皮肉になっています。当局ににらまれセカンド・プレス以降から削られたこの曲はCD化にあたって復活しています。それにしてもコッカーが取り上げた"Delta Lady"(リタ・クーリッジのことを歌ったと言われてますが、クラウディア・レネアー説も)をはじめ"Huumingbird"、"Hursome Body"、"Roll Away The Stone"など名曲揃い。多くは69年ロンドン録音で、これにはグリース・バンドのクリス・ステイントン(kb)、アラン・スペナー(b)、ジョージ・ハリスン(g)、リンゴ・スター(ds)、チャーリー・ワッツ(ds)、ビル・ワイマン(b)、エリック・クラプトン(g)、クラウス・ヴーアマン(b)、B・J・ウィルソン(ds)、スティーヴ・ウィンウッド(g)らが参加。いくつかの曲はLAやメンフィスで録音されているが、ボニー・ブラムレット(vo)らデラニー&ボニー&フレンズをバックにした"Give Peace A Chance"の濃厚なゴスペル臭もたまりません。