ペチコート・ジャンクション

12002■Sixties Sounds:The Girls From Petticoat Junction(Real Gone Music:RGM0012-US)

Sixties Sounds

Sixties Sounds

64年に日本でもTBSでOAされていたという米CBS製作の「ペチコート作戦(Petticoat Junction)」は本国では63年から7年間続いたドラマです。そのキャストの3姉妹リンダ・ケイ・ヘニング、メレディス・マクレイ、ロリ・サンダーズ(この2人が演じた役柄は途中でキャストが変わっています。↓のオープニング動画ではまだいない)をフィーチャーしたシングルはImperialから2枚リリースされています。それに未発表曲などを加えてアルバム化したのが本作。

(1)If You Could Only Be Me (2)Wheeling, West Virginia (3)Goodbye Love (4)There's Got To Be A Word (5)Rain With The Sunshine Company (6)I'm So Glad That You Found Me (7)Who Needs Memories Of Him (8)Up, Up & Away (9)Get Together (10)Thirty Days Hath September (11)Petticoat Junction

このペチコート・ガールズの最初のシングルが(6)/(1)で、68年のリリース。ジャンルでいえばサンシャイン・ポップとかソフト・ロックの範疇に入るもの。(6)はバズ・クリフォード作。(1)はスパンキー&アワー・ギャングの"Making Every Minute"のB面曲で昔から好きだったのでびっくり。(2)/(10)が続くシングルで、チャート的にはやはり不発に終わったもの。(2)はニール・セダカ/ハワード・グリーンフィールド作品で、コーラスにはサンシャイン・カンパニーも参加しています。(10)はフォーキーなバラードでユニゾンのコーラスがさえます(地味だけど)。レコーディング時期は不明ですが4曲の未発表曲があり、リンダとロリのソロになってます。リンダ・ケイが歌う(4)はイノセンスの、(8)はフィフス・ディメンションの(というかジム・ウエッブの)カヴァー。ロリ・サンダースはビートルズの(5)とヤングブラッズの(9)をカヴァー。一方メレディスは、Capitolに1枚ソロシングルがあって今回ここに収録されちゃんとバランスよく収まっています。(7)/(3)がそれで、(3)はかなり古くさい。そしてボーナス・トラックとして番組のオープニングテーマ(11)が収録されています。都合30分弱あっという間に終わります。