1964

The Rolling Stones(EP) ('64.1)
3・Not Fade Away / Little By Little ('64.2)
**1・The Rolling Stones ('64.4)

64年に入るとR&BカヴァーのEP「The Rolling Stones」をリリース。チャック・ベリーの"Bye Bye Johnny"、バレット・ストロングの"Money"、アーサー・アレクサンダーの"You Better Move On"、そしてコースターズの"Poison Ivy"の4曲。
特に"You Better"の意外なポップ感覚、ビル・ワイマンブライアン・ジョーンズのコーラスなどがききもの。

3はサード・シングルで#3UK。USデビューシングルになり#48。バディ・ホリーの有名曲のカヴァーでストーンズ版はボ・ディドリー・ビートが強調されている。フィル・スペクターがmaracusで参加。B面の"Little By Little"はナンカー・フェルジとスペクターが共作という形になったR&B。

ジャケットにタイトルもアーティスト名も入ってないことで有名なデビューLP「The Rolling Stones」は、#1UK。一部曲を変えて("Not Fade Away"加えて"Mona"を外す)「England's Newest Hitmakers」のタイトルでUSリリース('64.5)。R&Bのカヴァー中心で、初期ストーンズのダーティな感じがよく伝わってくる。唯一のジャガー=リチャード作となったのが"Tell Me"で、日本では後に独自にシングルカットされたバラード。黄色い声を発する日本の女性ファンは"照美"の歌だと思ってたというウワサあり。

ルーファス・トーマスの"Walking The Dog"では、ジョーンズのダミ声コーラスがしっかり聞ける。

England's Newest Hit Makers: Rolling Stones

England's Newest Hit Makers: Rolling Stones