12052■■□キル・ビルVol.1('03米)

監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ユマ・サーマン、ルーシー・リュウデイヴィッド・キャラダイン、ヴィヴィカ・A・フォックス、ダリル・ハナー

タランティーノのヤクザ映画への偏愛がほとばしった快作。前半はナンシー・シナトラの"Bang Bang"で幕を開け、血塗られた花嫁の復讐譚が、香港映画、東映ヤクザ映画、マカロニウエスタンへのオマージュを交えながら語られる。圧巻は日本ロケの部分で、ジュリー・ドレフュス栗山千明、The 5,6.7.8's(Millieの"I'm Blue"をカヴァー)、國村隼らが出演。特にゴーゴー・夕張を演じたコギャル風の栗山が強烈な印象を残す。他にはマイケル・マドセンソニー千葉(伝説の刀鍛冶、服部半蔵役、沖縄で「すしや」という名の寿司屋をやっている)、ゴードン・リュウ、マイケル・パークス、風祭ゆきら。梶芽衣子の"修羅の花"がエンディングに。