アフィニティー(Affinity)

Affinity

Affinity

今ではフツーに入手できるだけでなく発掘音源も聞けるアフィニティーの「Affinity」が独RepertoireからCD化された93年には「事件」でした。かつて「Fools Mate」誌でも紹介され、廃盤屋の「壁の花」となった70年のVertigo盤はキーフによる独特の美意識のジャケ、リンダ・ホイルのシャウトするvo、タイトな演奏力など、知名度以外は「超A級」なものでした。ホイルをバックアップするメンバーは元アイスのリントン・ナイフ(kb)、後にファンシーのモ・フォスター(b)、後にセイラーのグラント・サーペル(ds)、マイク・ジョップ(g)。音的にはブルーズ・ロック~ジャズ・ロックで決してプログレではないのですが、プログレとして語られる事も多い1枚。オリジナル以上にディラン、スプーンフル、ローラ・ニーロ等のカヴァーも光ります。