バジャー(Badger)

ホワイト・レディ

ホワイト・レディ

バジャーは1枚目と2枚目で全くサウンドが違う。元々イエスを辞めたトニー・ケイ(kb)がアシュトン、ガードナー&ダイクのロイ・ダイク(ds)、パリッシュ&ガーヴィッツのブライアン・パリッシュ(g,vo)、ウォリアーズ(イエス以前のジョン・アンダーソンがいた)のデイヴィッド・フォスター(b)と結成したプログレ色の濃いバンドで、1stの「One Live」('73)はライヴ(音悪い)、おまけにロジャー・ディーンのイラストという古巣を意識したもの。
パリッシュとフォスターが辞め、アンダーテイカーズのジャッキー・ロマックス(vo,g)とポール・ピクニック(b)が参加した「White Lady」('74)では、いきなり米南部志向で、アラン・トゥーサンのprodによるもの。ジェフ・ベック(g)が参加したタイトル曲が有名だけど、英ロックファンからは無視。最近はこっちの方が高評価だけど。旧邦題は「穴熊と女」。