アイダホ出身の女性ssw、ロニー・ブレイクリーはsswとしてよりも女優としての方が知られてるかもしれません。ロバート・アルトマン監督の傑作「
ナッシュヴィル」('75)、ディランの伝説的な映画「
レナルド&クララ」('78)への出演。ヴィム・
ヴェンダースと結婚していたこともあるというキャリアもあります。sswとしては、72年の「Ronnee Blakley」がデビュー(Elektra)。prodはロバート・ザカリーで、ジョン・ショール(g)、ラス・カンケル(ds)、
リー・スクラー(b)、バディー・エモンズ(steel)、ドン・
ブルックス(harp)らが参加。基本線はカントリー(ロック)だけど、ブレイクリーが弾く、pianoを基調としたシンプルな音作り。ある意味数多いジョニ・ミッチェル・フォロワーの一人ともとれますね。実は自作曲を書けるなんて全く知らなかったのだけど、"Dues"、"Gabriel"などコード進行、展開が結構変わっている。全体は大した事ないのかもしれないが(失礼)、印象的な横顔のジャケットで、
カーラ・ボノフ並みの横顔美人ムードあり。意外と線の細さというのも魅力かも。"Bluebird"では、
リンダ・ロンシュタットが参加。隣の部屋でプレイしてるようなsteelがなんとも控えめなエコーで心地いい。