★★★TOULOUSE STREET−The Doobie Brothers ('72)

ドゥービー・ブラザーズの本格的なブレイクはこの2枚目からです。前作は基本的にアコースティックな作りでしたが、今回は2本のgを絡め、dsが二人になり、タイラン・ポーター(b)の参加でリズムが立体的になっています。11位まであがった”Listen To The Music”の乾いた感じはいかにもこのバンドらしいです。
前作になかった”Rockin' Down The Highway”や”Disciple”は、この時期西海岸の新たなハードロックとしても注目されました。ゲストはリトル・フィートからビル・ペイン(kb)。シールズ&クロフツの”Cotton Mouth”でのホーンズの起用も、後のスタイルの先駆けとなりました。

原盤 Warner Brothers:BS2634  72年6月リリース。