ディキシー・チキン

WC086★★★DIXIE CHICKEN−Little Feat ('73)

ロイ・エストラーダ(b〜児童への性的虐待の再犯で服役中)が辞め、ケニー・グラドニー(b)、サム・クレイトン(perc)、ポール・バレール(g,vo)が加わり、音楽的に大きな厚みを増した、リトルフィートの3枚目。
タイトル曲”Dixie Chicken”などからはニュー・オーリンズの濃厚なセカンドラインの香りが漂います。ライヴでは長尺の演奏になって僕にはつらいのですけど、スタジオ・ヴァージョンぐらいがちょうどいい。ボニー・レイットが取り上げた"Fool Yourself"(作者は後にメンバーとなるフレッド・タケット)や”Roll Um Easy"が素晴らしい。バレールの参加(”Walkin' All Night”でvoを取る)でローウェル・ジョージにも余裕ができたのかスライドが縦横無尽。ゲストでボニー・ブラムレット、ボニー・レイット、ダニー・ハットン(スリー・ドッグ・ナイト)ら。

原盤 Warner Brothers:BS2686 73年2月リリース