ユア・ベイビー・イズ・ア・レイディ

ユア・ベイビー・イズ・ア・レイディ

■ユア・ベイビー・イズ・ア・レイディ：ジャッキー・デシャノン（ワーナー：WPCR14867)

1. スモール・タウン・トーク
2. ジミー、ジャスト・シング・ミー・ワン・モア・ソング
3. アイ・ウォント・レット・ユー・ゴー
4. ユアー・スティル・ゴナ・ビー・マイ・スター
5. ユア・ベイビー・イズ・ア・レイディ
6. ユー・タッチ・アンド・ユー・ゴー
7. ジ・アザー・サイド・オブ・ミー
8. ザッツ・ホワット・アイム・ヒア・フォー
9. ユーヴ・チェンジド
10. アイ・ドント・ノウ・ホワッツ・ザ・マター・ウィズ・マイ・ベイビー

ジャッキー･デシャノンのAtlantic第2弾で74年作。前作「Jackie」との間に2枚のオクラになったアルバム企画があるなどこの時期のジャッキーは決していい調子ではなかったのです。本作｢Your Baby Is A Lady」は、NY録音でラルフ･マクドナルド(perc)、ウィリアム・ソルター(b)、ウイリアム・イートン(songwriting)、アーサー・ジェンキンズ(kb)によるAntisia Musicがprod。コーネル・デュプリー、キースラヴィング、ヒュー・マクラッケン(g)、リチャード・ティー(kb)、スティーヴ・ガッド、アンディ・スミス(ds)らが参加。都会的なブルー・アイド・ソウルで前作にあった南部カントリー色は薄いです。意表を突くボビー・チャールズの１）で始まるんですが当世風ファンキーなarrでゴキゲン。２）はややカントリーっぽい歌い方。パンチの利いた３）は力強い新曲でマクドナルドとソルターの書き下ろしとか。ドク・ポーマスの４）は南部っぽさがあふれたミディアム曲。ジャッキーとドナ・ワイスの共作５）はHi サウンドを意識したようなarrが楽しい。６）はスライドのフレーズも耳に残る泥くさい曲。コーラスにはシシー・ヒューストンやグェン・ガスリーも参加。ポール・アンカ曲の７）につづく８）は地味ですがベストトラック。