手持ちの辞書で「電光石火(でんこうせっか)」をひくと「非常にすばやい時間、もしくは非常にすばやいこと(行動)」とあります。なかなかかっこいい言葉です。というわけで久々のウルトラな日々、「電光石火作戦」はウルトラマン('66)第9話です。
冒頭に台風の実写フォルムを挿入しリアリティを出してます。その翌日山岳キャンプ場で食料調達に向かう少年たちが、地底から登場したガボラに遭遇するシーンはもちろん合成ですけど、少年時代手に汗握りましたね。アサガオのようにエリを開くガボラは造形はそれほどカッコよくないですけど、地底怪獣好きにはたまりません。ウランを好物とする怪獣だからか、ウルトラマンは光線を使わずに倒します。突っ込みどころは2点。登場するや否や皆怪獣の名を「ガボラ」と知っている事。もひとつは冒頭の集中豪雨のシーン、山小屋で夜を明かすボーイスカウト風の少年たちの姿。風と雨の音におびえる年少の少年たちに、年長のリーダーが「こんな時は歌を歌おう、♪おお牧場は緑〜」とやりだすシーンですね。