ウルトラな日々

【続ウルトラな日々】水中からの挑戦

セブン、第41話河童伝説に絡む話ですが、テペト星人の目的や命名も劇中で語られることありませんでした。「研究読本」によると撮影当日毒蝮氏は相当の二日酔いで呂律も回らなかったとかでこのエピソードは極端にフルハシのセリフは少ないのです。テペト星人の…

【続ウルトラな日々】恐怖のルート87

マン、第20話 伊豆シャボテン公園に高源竜ヒドラの像はまだあるのでしょうか?交通事故で亡くなったホームの少年の魂が怪獣に乗り移ったという話だけあって、最後ウルトラマンはヒドラにとどめをささないというエンディング。この時のBGMは「Q」の鳥と少年の…

【続ウルトラな日々】SOS富士山

Q、第7話 これは主役は樹海に生きる青年タケルなので万城目一行はあくまでも脇役。富士山が噴火し、沼から岩石怪獣ゴルゴスが現れる話。子供たちのロケット打ち上げや冴えない巡査のエピソードを盛り込み、大胆な編集と爆発音つながりで一気に見せるエピソー…

【続ウルトラな日々】第四惑星の悪夢

セブン、第43話 このシリーズ書くのにテキストとしてるのが映画秘宝の別冊の研究読本なんですが、同誌のセブンの事前人気投票ではメトロン星人の回に続いて堂々の2位というのがこのロボット長官出てくる後期のエピソード(どちらも実相寺監督)。予算がない…

【続ウルトラな日々】地上破壊工作

マン、第22話 実相寺昭雄演出のエピソードはどれも一風変わった味わいですが、地底人が出てくるこの回も照明を落とし、細かいエピソードを重ねた(「Q」のSEが重なる)作風がいつもと違います。地底人の目がない(目の部分に肌色のシールを貼った)設定は子供…

【続ウルトラな日々】さらばウルトラマン

マン、第39話 最終話は唐突に円盤群が来襲していきなり地球ピンチの展開になります。ゼットン星人(ケムール人のマスクを後ろ前反対にし、ケロニアの爪を付けて背広を着せただけと言います)円盤群は簡単に科特隊にやられますが、岩本博士(平田昭彦)に化けた…

【続ウルトラな日々】空間X脱出

セブン 第18話 スカイダイヴィング練習でダイヴしたウルトラ警備隊隊員(アマギ、ソガ)の降りた場所は、ベル星人の作り出した擬似空間Xだった、というのが今回の話。これは昔話が入ったソノシートを持ってた記憶。ベル星人の擬似空間には、霧のかかった森…

【続ウルトラな日々】零下140度の対決

セブン、第25話 少しでも涼しくなるように… 警備隊基地を異常寒波が襲い、寒さに弱いセブンの弱点を露呈させた画期的なエピソード。基地の地下ケーブルを破壊すればシャッターもアカンからウルトラホーク他の超兵器も使えないという警備隊の弱点もまた暴き出…

【続ウルトラな日々】宇宙司令M774

Q、第13話 「私の名はゼミ、ルパーツ星人です」としゃべる人形、はなかなかインパクトありますが、省略が多すぎで謎の山荘へ誘われた万城目と一平はどうやって戻ってきたのか?とか、名前だけの悪の化身キール星人とか謎多し。上原正三の脚本家デビュー作品だ…

【続ウルトラな日々】魔の山へ飛べ

セブン、第11話 タイトルの「魔の山」とは若者の生命がワイルド星人(セブン史上最大の手抜きの衣装でしょう)によって奪われている群馬周辺の山の事。このタイトルの付け方にはグリーグのあの曲やら、トーマス・マンやらがイメージされます。前半でダンが死ん…

【続ウルトラな日々】侵略者を撃て

マン、第2話 言わずと知れたバルタン星人登場の回です。イデ隊員(二瓶正也)のコミカルな面が強調されて、冒頭画面の向こうの子供たちに向かって話しかけ、最後にちゃんとオチを付けます。マンで宇宙人が出てるのはバルタンの2回を入れて4回しかありません…

【続ウルトラな日々】ウルトラ作戦第1号

マン、第1話 このウルトラ作戦とは、宇宙の旅で疲れ、潜水艇で湖底で休んでいるベムラーの寝首をかき、水中から出てきたところをビートルのミサイルで叩く、という作戦です。記念すべき「ウルトラマン」の第1話なので説明的なのですが、カラータイマーの説明を…

【続ウルトラな日々】超兵器R1号

セブン、第26話地球を守るためならば、地球人が生き残るならば、他の惑星を滅ぼすこともやむをえない、という命題は、現在でも大いに考えさせる問題です。この話がOAされた68年当時は、東西冷戦は緩和期に入っていたといわれますが、米ソの核開発をなぞった…

【続ウルトラな日々】怪しい隣人

セブン、第10話 「ウルトラセブン」を代表する宇宙人として、「ウルトラ怪獣図鑑」(大伴昌司)の表紙にも選ばれたイカルス星人をフィーチャーした1本。少年が「24時間座ったまま動かない」怪しい隣人に気付く導入部、シュールな四次元空間、無表情な山本廉(こ…

【続ウルトラな日々】クモ男爵

Q、第9話ボンドガールにして金星人(「三大怪獣地球最大の決戦」)の若林映子(あきこ)がゲストで、彼女を見せるための様な回です。パーティーの帰り山道に迷った男女6人のうち、2人が底なし沼で溺れ、彼らを介抱する為に迷い込んだ洋館はクモ男爵の館だった…

【続ウルトラな日々】海底原人ラゴン

Q、第20話 海底火山の爆発で深海にあったラゴンの卵が漁をした漁船に拾われ、それを追って親ラゴンが島に上陸する話。「マン」では巨大ラゴンになりますがこのシンプルな話のほうがいいです。半漁人のスタイルで顔はゲスラ風です。デビュー直後の黒沢年男が…

【続ウルトラな日々】恐怖の宇宙線

マン、第15話 タイトルはちょっと大げさで恐怖でもなんでもない。子どもたちが落書きした怪獣が3次元かする話。ガヴァドンと戦うウルトラマンに罵声を浴びせる子供たちは何ともシュールです。「ウルトラQ」のカネゴンや育てよカメの回など子供たちを主役にし…

【続ウルトラな日々】侵略する死者たち

セブン、第33話 久々のウルトラな日々です。宇宙人も出てこない話(設定ではユーリ(遊離)星人ということだったらしいです)はセブンでも唯一。基地に運び込まれた生きている死体(シャドウマンという名前が付いています)が基地の機能を破壊しようとする話。…

【続ウルトラな日々】故郷は地球

マン、第23話 子供心にいろいろ考えさせられた〜と言うのは後付けの刷り込まれた記憶に違いないでしょう。リアルで(と言っても再放送でしょうが)覚えてるのはジャミラの鳴き声(赤ちゃんの声を合成したといいます)と倒れて泥だらけになるジャミラと国旗です…

【続ウルトラな日々】あけてくれ!

Q、28話 初回OA時には後続の「ウルトラマン」盛り上げるためにカットされたという最終話は、「Q」の中でもSFマインドがある異色エピソードではありますが風呂敷を広げただけでたたまないので、消化不良気味でもあります。SF作家友野(演じるは天本英世!)が…

【続ウルトラな日々】海底基地を追え

セブン、21話 ミミー星人が海底に沈んだ戦艦大和をロボット化したアイアンロックス登場回。セブンは手鎖で動きを封じられ意外に苦戦します。ストーリーにあまりなじみがないので再放送でもあまり見てなかった回でした。アイアンロックスが来襲するのが下田の…

【続ウルトラな日々】変身

Q、第22話 野村浩三、と聞いてピンと来るのは僕の様な特撮映画俳優ファン(怪獣の造形やストーリー、世界観以上に特撮俳優に惹かれるのです)でしょう。東宝特撮映画の主演は「大怪獣バラン」だけですが、新聞記者、自衛官、軍人と名脇役でした。その彼がモルフ…

【続ウルトラな日々】噴煙突破せよ

マン、第21話 FBFの赤田さんがお好きなエピソードとか。ケムラーが毒ガス吐きまくる回でイデが考案した新兵器マッドバズーカの登場、ホシノ君のビートル発進、アキコ隊員のパジャマ姿、戦車とケムラーと戦いなど結構見どころ多し。ケムラーの造形はガマクジ…

【続ウルトラな日々】月世界の戦慄

セブン、第35話 久々です。宇宙ステーションV3のクラタ隊長(南廣)登場の回で、話のほとんどは月で起こるのでアンヌ、ソガ。フルハシの出番ほとんどなし。肉の塊のようなペテロ(操るのはザンパ星人(フェリーニの「道」のザンパーノ(アンソニー・クイン)が元…

【続ウルトラな日々】ゴーガの像

Q、第24話。 スパイアクションを交えた1篇で、30分には収まり切れないヴォリュームです。アーブ博物館から密輸団によって盗まれた「ゴーガの像」と呼ばれる彫像の事。その密輸団の運び屋の女性、アリーンは、実はアーブ大学教授で、敵対する別の組織のメンバ…

【続ウルトラな日々】ガラモンの逆襲

Q、第16話 「ウルトラQ」で2回登場するのはガラモンとペギラです。間に3話しかあいていないので放映後の反響から続編が決まったとは考えにくいので当初からのアイディアでしょう。保管された電子頭脳を遊星人(=セミ人間)が盗み出し、数個のガラダマが飛来し…

【続ウルトラな日々】ガラダマ

Q、第13話 「ウルトラQ」を代表する怪獣はやはりこのガラモンです。シンバルを持った猿のおもちゃを思い出す動き、オバチャン的な風貌、結局ダムを壊して船を落としぐるぐる回ってだけで息絶えるという哀しい一生といい憎めません。チルソナイト(リビアの砂漠…

【続ウルトラな日々】あなたはだぁれ?

セブン、第47話 深夜の大型団地を舞台にした異色編です。予算の関係から特撮は少なめでと言うオーダーを逆手に取った心理ドラマ風の作りが子供向きではないです。核家族化への不安と言うのがテーマにあったそうで、団地丸ごとフック星人が乗っ取る案もおもし…

【続ウルトラな日々】ゴメスを倒せ

Q、第1話 amazonプライムに「Q」も登場したので、こっちに入れます。 ウルトラシリーズの原点はやはり「Q」('66)です。当初は「アンバランス」というタイトルだったそうで、米「ミステリー・ソーン」(Twilight Zone)や「アウター・リミッツ」更には英「クォ…

【続ウルトラな日々】蒸発都市

セブン、第26話 このタイトルのカッコイイです。ダンカン馬鹿野郎、ではありませんが、宇宙人がダンカン星人なのか、モンスターがダンカンなのかはっきりしないところありますが、泡と共に現れる赤眼のモンスター。意外と機敏に動きます。この回の注目はユタ…