オールマン・ブラザーズ・バンド(Allman Brothers Band)

フィルモア・イースト・ライヴ

フィルモア・イースト・ライヴ

サザンロックの代名詞、オールマンズはジョージア州メイコンで結成。LAにてアワーグラスというポップ・サイケバンドをやっていたデュアンとグレッグのオールマン兄弟、地元メイコンへ帰郷し、ディッキー・ベッツ(g)、ブッチ・トラックス(ds)、ベリー・オークリー(b)、ジェイモー(ds)とバンドを組んでAtlantic傘下のCapricornからデビューしたのが69年。71年の長尺なライヴ「At Filmore East」でその名が知られるようになった。南部が脚光を浴び、サザンロックが注目されるようになった直後の72年デュアンが、73年にはオークリーがバイク事故で死亡。ベッツの持ち味を出しながら復活したのが「Brothers And Sisters」(軽いけど)で、ラマー・ウィリアムス(b)、チャック・リーヴェル(kb)が参加。但しグレッグとベッツの対立からその後バンドは休業中で、78年に再結成するも81年に解散。90'sに入って新たな若手をフィーチャして復活した再々結成以後はジャム・バンドとして新たな評価を得るようになった。初期のブルーズ色濃い演奏は、デュアンの地を這うようなスライドgが圧倒的な存在感を出す。


長尺のものもデッドとオールマンはなんとなく聞けてしまうのはなぜ?伝説となった90'sの初来日では気持ち良すぎて(?)ほとんど眠ってしまった… 代表曲は"Whipping Post"、"Mountain Jam"(オリジナルはドノヴァン)、"In Memory Of Elizabeth Reed"とどれも長尺。