エリック・アンダースン(Eric Andersen)

Blue River

Blue River

70'sには日本では結構人気があったsswの一人にエリック・アンダースンは挙げられます。グリニッジ・ヴィレッジ周辺で歌っていた60's後期のVangurad盤は、評価は高いですけど、名盤とされる「More Hits From Tin Can Alley」('68)もピンときませんでした。「Eric Andersen」('69)はレーベルをWarnerに移してのもので、カントリー・ロック路線となった「Nashville Skyline」シンドロームな1枚。出世作「Blue River」('72、Columbia)は日本でも高い評価を受けたロマンティックな放浪の詩人として有名な1枚(デイヴィッド・ウィフェンの曲を取り上げたこと)。ナッシュヴィル録音でノーバート・プットナムのprod。これに続く新作が用意されながらテープが紛失し、結局再レコーディングされた「Be True To You」('75)はずいぶんポップになってました。これはAristaから出ました。結局失われたアルバムは、90'sに入って発見され、再編集された形で「Stages」('91)としてリリース。80'sはノルウェーで活動、90'sにはリック・ダンコ、ヨナス・フィエルとの活動があります。この人の場合甘い声が受け入れられるかがポイントでしょう。