■Come Sail Away / Styx
初めて聞いたスティックスは"Lorelei"だった(例によって「リク
エスト・コーナー」)んですけど、次が「Grand Illusion」('77)からの"Come Sail Away"でした。
A&Mがキングから出てた末期だった関係ですぐに廃盤になってしまって「Pieces Of Eight」の後に買った覚え。当時は
アメリカン・
プログレッシヴみたいなコピーでしたが、今聞くとどう考えても
プログレ風味のポップなハードロックです。ちょうど多感だった十代と言う事もあって「幻想」と言うコンセプトにすっかりやられてしまったわけです。デニス・デヤングの透明感あふれるvoが印象的なこの曲は、途中から強力なロケンローになるのです。バンドはこれをきっかけにブレイクし、80's半ばまでスタジアム級を満杯にするアリーナ・ロックを展開。トミー・ショウ、ジェームズ・ヤングと3人のソングライターとvoがいた事が逆に散漫になってしまったのかもしれません。