cold#3

■Cold Cold World / Stephen Stills

スティルス/孤高の世界

CBS時代のスティーヴン･スティルスなんて好きな人以外には全く評価されてないけど、｢孤高の世界」と言う邦題がついた75年の「Stills」はCBS版キリンと言った味わいの豪華ゲストの1枚。基本後にシカゴのドニー・デイカス(g,vo)を中心とした当時のバンドをバックにしてますが、それこそキリン時代のロンドン・セッションのオケを使ったりと編集も凝ってます。この”Cold Cold World”はベティ・ライトがコーラスで参加。盛り上がったところで曲が終わってしまうのは、CBS側がスティルスにヒット作を要求したあまりのシングル志向なのか、ヤングへの対抗心をむき出しにしたスティルスのプレッシャーの反動なのか、いずれにせよ全体に曲が短すぎます。